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更新が途切れつつながら必死に何かに喰らいつこうとする高房のブログ 時々短編も書くよ!
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突然激しい揺れが俺たちを襲った。
足がうまく揺れに乗り切れず、床に尻を打ちつけた。
揺れているせいで目に見えるものがすべて歪んでいて、ゆっくりしている。
まるで酔っているようだ。(まだ未成年だけど)
机の上のティーカップが下に落ちて粉々になるのに続いて、食器棚から
皿などが飛び出していく。ペンギンたちが海に飛び込むのに似ている。
特に自分の命を顧みずってところが・・・まあ皿に命ってもんがあればだけど・・・。
その様子を眺めながら、はっと思い出す。今アイツがここにいることに。

二本の足ではこの揺れで体のバランスが取れないから、四つんばいに
なりながらアイツのいるはずの部屋へと進む。
すると今さっき食器が飛び出していた食器棚が倒れてきた。
とっさのことで避けきれない。
しかし運良く食器棚は机に倒れて、机が食器棚を机が支える形になって俺の
上に倒れこまなかった。それに中から食器が落ちてくることも無い。
まさに危機一髪だった。
そのまま這いつくばって部屋を出て、アイツのいるはずの部屋へと向かう。

部屋に着くと中は俺のいた部屋よりもひどい状態だった。
あちこちに瓦礫の山があった。アイツの姿はどこにもない。
揺れは小さくなっているがまだ続いている。
俺はアイツの名前を呼んだ。何度も何度も繰り返し。それでも返事はない。
もしかしたら瓦礫の下敷きになっているかもしれない。
そう思ったら、手前の瓦礫から順番にどけていく。
早く見つかって欲しいという思いとこんな所で見つかって欲しくないという思いが
激しくぶつかりあって、瓦礫を除けていく手が急ぐ。

三つ目の瓦礫を除けていると中からアイツの白い腕が見えた。それを見つけた
瞬間、必死になって掘り出す俺がいた。必死になりすぎて爪が割れたのも
かまわず瓦礫をどけていく。割れた部分から血が吹き出ている。
でもそれに負け無いほどにアイツの白い肌も赤く染まっていた。上半身が
見えてきたので体を引きずりだそうとした。
でも右腕が動かない。見ると白い腕が俺の右手を強く掴んでいる。
そしていままでピクリとも動かなかった頭が顔を上げた。
「っっは!?」
思わず息を呑んだ。
目のあるべき場所にはとても暗い穴が開いていた。額から流れ出た血が
その穴に流れ込んでいる。
「ゼッタイニユルサナイカラ」

起き上がった時には体にねっとりとした汗がまみれていて気持ちのいい
朝は迎えることができなかった。
時計を見ると昼過ぎだった。
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誕生日:
1993/06/08
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高校生
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自己紹介:
思い立ったが吉日で始める。工業高校に通う口下手高房が話しを書くブログ。
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