忍者ブログ
更新が途切れつつながら必死に何かに喰らいつこうとする高房のブログ 時々短編も書くよ!
[9] [8] [7] [6] [5] [4] [3] [2] [1]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

私と友人はある山に登っていました。
その山は人の手があまり加わっておらず、道なんてものはありません。
だから草を刈りながら二人で進みます。

私たちは昔大学で登山を経験して以来、時折二人で山に登っていました。
ある日友人から電話が掛かってきて、いい山が見つかったと聞き
今日、その山に来たという運びである。
友人の言っていたとおり、確かに登り応えのある山だった。
いままでのどの山よりも厳しいと思ったほどだ。

そんなことを思いながら登っていくと左手には崖、右手には飲み込まれて
しまいそうな深い谷に挟まれた、細い道があった。
谷に落ちないようにするには崖に体を密着させないといけないほど細かった。

先頭に私、後を追って友人が進む形になった。
二十分もしただろうか、そろそろ集中力が切れそうになりそうだと思ったとき、
私の足の地面が割れて、私は谷へとずり落ちた。
私は必死になって割れた足場の隣を掴んだ。
そして友人に助けを求めた。

しかし私が見たのは友人の笑顔だった。
そして友人は私を助ける代わりに話し出した。
ずっと前から私を嫌い、憎んでいたことを。

それを聞きながら私の右腕は段々痺れていく。
私の嫌い、憎む部分を聞こうと思ったが腕に集中していないと手を離して
しまいそうなんでついぞ聞けなかった。

友人は最後に私をこの山の奥深くで殺すために今日誘ったことを言って、
私の手を踏みつけるために足をあげ、思い切り振り下ろした。



私は力も尽きていた右腕を足場から離し振り下ろされた足をかわした。
そして右腕を振り下ろした反動で左腕を伸ばし友人の足を掴んだ。

そして私たち二人はそこの見えない谷へと落ちていった

落ちていく中、私は友人に叫んだ。
「なぜ言わなかった」と
 

PR

コメント
無題
続きある?
【2009/06/29 22:58】 NAME[來] WEBLINK[] EDIT[]
無題
続きある?
【2009/06/29 22:59】 NAME[稜] WEBLINK[] EDIT[]
無題
すみません。短編なのでこれだけです。
【2009/06/30 22:05】 NAME[パチ] WEBLINK[] EDIT[]


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


トラックバック
この記事にトラックバックする:


忍者ブログ [PR]
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
フリーエリア
最新CM
[05/31 nagaru]
[02/15 そのた]
[02/08 らん]
[10/13 NONAME]
[10/08 らん]
最新TB
プロフィール
HN:
パチ
年齢:
30
性別:
男性
誕生日:
1993/06/08
職業:
高校生
趣味:
読書・ゲーム・執筆
自己紹介:
思い立ったが吉日で始める。工業高校に通う口下手高房が話しを書くブログ。
暇な時に読んでいただければ幸いです。
感想もらえると嬉しいです。
ポロリもあるよ!(嘘的な何かが
バーコード
ブログ内検索
最古記事
(07/21)
(07/22)
(07/23)
(07/23)
(07/25)